今日昼食を食べていたお店で、SMAPの夜空のむこうが流れてきました。
この歌は私がまだ高校生の時に聞いた記憶があります。なつかしいと思いながら、日本語の歌詞に聞き入っていました。

「あのころの未来に僕らは立っているのかな」　確かこんな歌詞があったはずです。

私は今、自分の思い描いていた未来に立てているのか。と、ふと考えていたら目頭が熱くなってきました。

たしかに高校生のとき考えていた二十歳と、実際二十歳の今の私はまったく違ってしまっています。

あの時まさか中国で一年生活するだなんて、考えてもいませんでした。
そういう意味で、今は将来のビジョンがたたないまま進んでいます。
このまま大学を卒業して、就職して、はたして私は幸せになれるのでしょうか。今はなれないような気がしてしかたありません。

こうやって留学生活を楽しんでいるはずなのに、なにか物足りなさを感じています。何が欠けているのかわからないことに、不安や焦りを感じてしまうのです。

今日も答えは見つからないまま、ベッドに入ることにします。

今日は新学期初の視聴説と精読の授業がありました。
両方とても個性的な授業でした。

視聴説とは、映画を見て意見を述べる授業なのですが、見た映画の内容は、はっきり言います。

不倫映画です。

つまり授業中に不倫について自分の意見を述べねばならんのです。
申し訳ないですが、私はあくまで授業中にそのテーマでは発言できません。

続いて精読の授業ですが、いきなり授業中のミュール、サンダルの着用が禁止されました。
授業中に帽子を着用したり、ガムを噛むことは常識的にいけないことだと思います。
そして、スリッパやつっかけといった簡単なもので授業に参加することは確かに失礼です。

先生。ミュールくらい履かせてください…。

精読の授業は毎日あるので、週一度もミュールを履いて行くことはできません。ですので、クラスを変えます。着たいもの、履きたいもの着用できないで、この中国でどう楽しめとおっしゃるのでしょうか。

ふざけてます。中国人。
私のミュールはトイレサンダルではないのです！！

そして、もう一つふざけた話です。
今日、体調の不十分な智晶の変わりに上海に遊びに来ている妹さんと上海巡りをしました。

その帰りのことです。満員のバスに乗り、夕ご飯を食べて、お金を払おうとしたら、財布が見当たりません。バスに乗るときは確かにありました。

掏られました！

600元弱を見知らぬ中国人に掏られたのです。
上海に来てもう半年になります。中国がそういう国だということは知っています。
掏られるようなスキがあった私がいけないのです。掏った中国人や、スリを黙認する中国の状態を恨む前に自分のスキに反省しなければいけないのでしょう。

悲しいことですが、これが中国の実情です。
最近やっと上海の生活が楽しくなってきたのに、上海という街はとことん私の期待を裏切る街です。

☆☆
いつの間にかカウンターが3000を超えてました。
なんだかうれしいです。

新学期がはじまりました。
早速朝8時から授業です。
眠いです。

そしてちょっと事件が起きました。
智晶姫が入院することになったのです。
妹さんや友達が上海に遊びに来ているのに…。

きっと夏の疲れがたまっていたのでしょう。
お腹の調子を悪くしたようです。
上海で二度目の入院。
気の毒でしかたありません。

一日も早く元気になりますように！！

今日はとうこちんと市場でお買いものをしました。
中国の市場は臭いし、生きた鶏や蛇なんかが売られていたり、とても怖いのです。

でも市場のものは新鮮で安いので現地人は市場を好みます。
私たちもできるだけ自炊をしようと市場で野菜を購入しました。

そんな感じで明日から新学期が始まります。
あぁ今日教科書もらいに行かなかったよぉ。やる気ないのバレバレだね…。
明日の朝起きられるかなぁ…。
心配事が多い上海でも新学期です。

私の二十歳の時間もあと1ヶ月となりました。

そういえば去年の9月1日、私の二十歳まであと1ヶ月パーティーを北京でしてもらいました。ケーキが用意されて、ろうそくを立てて。

今になると何の意味があったのかよくわからないのですが、とにかくうれしくってしかたなかったことを思い出しました。

21歳まであと1ヶ月。二十歳の大切な時間をここ上海で有意義に過ごそうと思います。

まだ夏休みだし時間の余裕もあるので、ちょっと洒落込もうとネイルを頻繁に塗りかえています。

でもやっぱり不器用だから左手では上手く右手に色をのせることができないのです。

中国でもきれいにしていたい。と思えるようになったといことは、かなり心に余裕ができたって事だと思います。

まだまだ女修行が足りません。精進せねば…。

オナベのタキちゃんに久しぶりに会った。
なんだか9月から南京の大学に行くため、上海を離れるそうだ。
しかも私が旅行に行っている間に新しい彼女ができたようだ。
なんて移り気がはやいんだ・・・。

さて、旅行から帰ってからというもの、おなかが痛い・・・。
今まで感じたことのない痛みだ。
旅行中になんかの病気になったのではないかと、少し不安・・・。

後期の寮費を払うために外灘まで行きました。
8000元という大金を持ちながら街中を歩くのはとても怖かったです。

夕方には智晶が上海に帰ってきて、さっちゃんも遊びに来てくれたりして、久しぶりににぎやかでした。

夜はさっちゃんのお土産の日本酒を飲みながら、夏休みの出来事を報告しあいました。それぞれ大きく変わったこともなく、後期も楽しくやっていけそうです。

今日は谷口君から電話があって久しぶりに彼の声を聞きました。夏休み中に彼もいろんな体験をしたようです。夏休み中には谷口君に会えなかったので、電話をくれてうれしかったです。

午前中に無事に上海に着き、慣れた道を帰った。
部屋では伊藤君が待っていてくれた。

今、長かった15日間の旅を終え、現実に戻ってきたことを実感している。

まず北京に5日間滞在し、一年前の北京でまた中国で勉強しよう。と強く思ったことを思い出し、初心に返った。そして、あと半年がんばろうと思うことができた。

今回のいろんな経験のなかで、妥協も必要だということもわかった。中国にいなくても思い通りにならないことは多々あるだろう。そんなとき、少し妥協して考えられる余裕があったら、精神的にもラクになれるのではないだろうか。そうしたら中国の生活も楽しめる余裕が出てくるかもしれない。

なんにしても、今年の夏は一生忘れられない夏になること間違いなしである。

帰りの列車まで時間があったので武漢を観光した。
武漢では必要以上にタクシーの運転手が遠回りする傾向があるようだ。

これが武漢のタクシー運転手のテクなのだろう。

メーターも動いているし、どうやって防げばよかったのか、今だにわからない。

そして、私が上海に帰る時間が近づいてきた。

武漢からは私一人で帰る。
さみしい。
今まで大勢で旅をしてきたのに。

みんな一番年下の私の毒舌を笑って聞いてくれた。
時間は止まってくれない。

麻里さんとは10日以上ずっと一緒にいたので、別れるのはさすがにつらい。

また連絡するから。と手を握った瞬間涙がでてきた。
旅の思い出と、みんなのやさしさへの感謝。そして別れのつらさ。

いろんな思いが複雑に混ざり合って、言葉に言い表せない気持ちは涙になってこぼれだした。

再会を約束し、止まらない涙を拭きつつ、私は一人でホームに向かった。
列車に一人座っていても、思い出すのは楽しかった思い出ばかり。しばらく、涙はとまらなかった。
一人で食べる夕食も喉を通らず、消灯前にベッドに入った。

武漢に着く前に船は岳陽に立ち寄った。

そこの岳陽楼を見学した。
ガイドのお兄さんがとても親切な人で丁寧に説明してくれた。

日本語も教えて欲しいというので、

申し訳ない。

という一言を教えておいた。

そして夜、無事（？）に武漢に着き下船できた。
3泊4日の船の旅は終了した。

旅の途中、船のトイレの水が流れないし、お湯がでないので水風呂。泥棒に侵入されかけ、ゴキブリが出て部屋を換えてもらうなど、ハプが続出だった。

豪華クルージングと勘違いしていた、私には地獄の旅、いや修行だった。

小三峡下り。
小さな船に乗り換え、長江の支流に入っていく。

支流は本流に比べて、水がきれいだった。

それにしても船は満員でゆとりがない。
中国人は譲るという美徳がないので、一緒に行動はしんどい。

ビデオをまわしっぱなしのおっさん。おかげでまわりの景色がよく見えない。
となりで汗まみれでざくろを食らう少女。臭いんだよ！

かなりイライラしてしまった。
すばらしい景色もヤツらの醜い行動で台無しだった。

なんて自己中な国民なんだろう。

事件は早朝4時。まだ皆が寝静まっている時間に起きた・・・！

何かを感じたみかさんは、普段なら爆睡しているこの時間に目を覚ました。

ベッドで横になっているその頭上の窓の外で不気味に動く影・・・。

窓の掃除？
こんな時間に？

おかしい・・・。
だってここは長江の上。
船の周りは一面河水のはず・・・！

あまりにも怖くて目をつぶった。

音がする。
かすかに音がする。

窓を開ける音？

勇気をふりしぼり目を開いて窓の外に目をやる。

！！

「誰か居る！！」
私は恐怖で出ない声を無理やり出した。

男は気づかれたのを知り、ベランダ越しに暗闇に消えていった。

みんな起きて、締めたはずの窓が開けられているのを目にし、しきりに気持ち悪がっていた。
きっと泥棒だろう。
何もとられなくてよかった。

私も六感が働いたのだろうか。
見たくないものを見てしまった。
狙われる恐怖を味わった。
この恐怖は一生忘れられないだろう。

このとき船を降りたいと心から思い、まして日本に帰りたいと強く願った。

どうあがいてもそこは長江の上。無駄なことだった。

今日は一日列車の中で過ごした。

することもなく、暇なのでどうしても人間ウォッチングなどをしてしまう。

中国の列車の中では、たいていがカップめんを食べて空腹をしのぐ。
いろんな中国人を見ていると、いろんな食べ方があるらしい。

代表的なのは、ふつうのカップめんに魚肉ソーセージとザーサイを加える食べ方である。

あとで試してみたら、意外と味のアクセントになっておいしかった。
さすが食の中国である。

今日、重慶に向けて出発する。真夜中発の列車なので、夜まで、買い物に行ったり、谷口君の部屋に小細工したりしてすごした。（谷口君気づいてくれるかな？）

今回の旅は、北京から重慶まで列車で行き、重慶からは船で武漢まで長江を下るコースで三峡下りと呼ばれるやつだ。

旅のメンバーは個性的な面々が集まった。
北外の留学生ゆうこさん、いずみさん、まりさん。民族大学の横山さん、杉山君。そして私の6名だ。
ぶっちゃけた話、まりさん以外とは初対面だった。保守的な私がそんな微妙な旅に参加したのは、旅をしながらお互いを知るのも悪くないと感じたからだ。

私達6人は軽く自己紹介を済ませ、列車に乗り込んだ。
付け加えておくと、年齢もかなりバラバラだ。下は20歳から上は51歳まで。
今回、私が最年少なのでみんなには甘えさせてもらった。

19
名外大の後輩が北京外国語大学（以下北外）に短期留学にやってきている。
去年の私も北外に来て、それから留学を考え始めた。

それは、北京の名所古跡や街に出向き、多くの中国人、または留学生と知り合い、中国に興味を抱く経験をしたからだ。

後輩達が同じような経験をする手助けができればよいと思い、前門を訪れた。総勢14名のちょっとしたツアー客のようだったが、楽しんでくれたようだ。

これを機会にいろんな所へ出かけていって欲しいと思った。短期間で中国を理解するにはあまりにも中国は広すぎる。中国のいいところ（あるのか？）も悪いところも体感して充実した、研修期間を終えてほしい。

今日は久しぶりに名外大の友人と北京でご飯をしました。
ゆき、ゆきほ、まこ、ふみかの5人で韓国料理を食べました。

久しぶりの再会なので大盛り上がりでした。

それにしても今日の北京はすごい雨！！私が行くとこ行くとこで大雨に見舞われるのは私が雨女だからでしょうか？

今日は北京でお世話になっているマリさんのお部屋でビールをゴチになりました。

私はマリさんに話したいことが一つありました。そして、マリさんの

何も言わなくてもいい？

という、一言に本当の優しさを感じました。

マリさんは名外大の一つ先輩で今北京に留学中です。本当のお姉さんのように慕っています。マリさんも妹のように可愛がってくれます。

何に対してもポジティブなマリさんは憧れの存在でもあります。マリさんのようにステキな女性になることが私の目標の一つです。

これから一緒に旅行に行く約束があります。とても楽しみです。

私が北京に行ったのは麻里さんに会うためだ。
その麻里さんと夕食をつくった。

麻里さんは栄養に気をつけているので、野菜中心のメニューだった。旅の最中で外食ばかりの私にはうれしかった。なによりも、麻里さんと一緒に料理ができることは更にうれしかった。

大連から北京へ飛行機で移動。
空港からバスに乗り、目的地で下車した。すぐに歩道橋を渡ると一緒にいた幸穂が自分のカバンに財布が入っていないことに気づいた。歩道橋を渡っている間に掏られたらしいのだ。まわりの中国人に聞くと新疆人がやった。と言う。まわりにはすでにそれらしい影はなく、財布は諦めるしかなかった。幸い大金は財布の中に入っていなかったらしい。

スリを目撃したまわりの中国人が当たり前のように掏らせていることに驚いた。中国人の良心は腐っている。
モラルが低すぎる。もうこの国からは何も学びたくないと感じてしまった。

とにかく、ここで信じられるのは自分だけなのだから。
油断も隙も見せられない。